お祭りの意外と知らないコト

お祭りの意外と知らないコト

どんな業界にも、
 「その分野にいる人は当然知ってるけど、普通の人は知らない」
ことがあります。

たとえば京都の花街は、いわば、トリビア的知識の宝庫です。

舞妓さんの東京日帰り出張とか。東京の百貨店で行われる京都物産展などで舞を披露します。
筆者も二度、最終の下り「のぞみ」で舞妓さんを発見したことがあります。
舞妓さんの着物には必ず、子供の着物に施される「あげ」があります。
子供が舞妓さんになっていた名残です。現在は15歳以上で、大人の体格をした舞妓さんの着物に無理矢理「あげ」をつくっています。
芸妓さんの着物には「あげ」はありません。

お祭りの世界にも、そんなトリビアがきっといっぱいあるはず。
このコーナーでは「お祭りの意外と知らないコト」を紹介していきたいと思います。

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目次



第1回 京都では、年中ほぼどこかで何か祭りをやっている

第2回 日本三大○○祭りとは?

第3回 春の祭りの意味と特徴とは?

第4回 中止

第5回 祭りの宿予約 コツと裏技

第6回 初めての浴衣の買い方

第7回 花火大会の楽しみ方 コツと裏技

第8回 東京の夏祭り 京都の夏祭り

第9回 夏祭りと秋祭りとの違い

第10回 だんじりは岸和田のみにあらず

第11〜12回 珍祭奇祭の傾向と対策

第13回 新春の祭り

第14回 祭りの参加方法 その1 裸祭り・節分・綱引き編

第15回 祭りを撮る撮影機材の選び方

第16回 祭りの参加方法 その2 神輿・時代行列編

第17回 祭りの進行手順 神道編

第18回 祭りの参加方法 その3 よさこい(YOSAKOI)祭り編

第19回 縁日・夜店・屋台 起源と最近のトレンド

第20回 祭りの参加方法 その4 夏祭り編



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お祭りの意外と知らないコト記事一覧

第1回は、「京都では、年中ほぼどこかで何か祭りをやっている」です。浅草や秩父も祭りが多いところとして有名ですが、京都は、年中にわたり、多種多彩な祭りがあります。京都三大祭りとして、その祭りだけのために京都へ行く観光客も多い「葵祭」「祇園祭」「時代祭」。それ以外でも、京都へ観光に行くと、偶然どこかで祭りの行列と遭遇して交通渋滞ということも、決して珍しいことではありません。ではなぜ、京都にはこんなに祭...

第2回は、「日本三大○○祭りとは?」です。・日本三大祭り複数の本やネット文献を調べた限りにおいては、以下の答えが多かったです。 祇園祭(京都市、八坂神社) 天神祭(大阪市、大阪天満宮) 神田祭(東京都、神田明神)と 山王祭(東京都、日枝神社)歴史的経緯などから、神田祭と山王祭はセットで1つとされているようです。wikipediaの「日本三大一覧」によると、 祇園祭・天神祭・神田祭でした。公務員や就...

第3回は、「春の祭りの意味と特徴とは」です。3月祭り一覧にもありますように、春の祭りに多いのは、・ひな祭り関連・お彼岸(春分の日)関連行事・豊作祈願行事です。ひな祭り行事は、流しびなが、和歌山・京都・鳥取などで行われます。もともと、ひな流しは、人々のけがれを人形に託して水に流すというお清めの行事。リサイクルショップの人には悪いが、中古のひな人形を買うということは、他人のけがれを引き受ける行為なのか...

第4回は、「中止」です。東日本大震災の影響により、祭りの中止や規模縮小が相次ぎました。浜松まつりなどのように、被災地や計画停電地区以外での祭も、広範囲に中止や規模縮小が伝えられています。新潟中越地震や阪神大震災の年でも、被災地区では当然に中止や延期などの対応はありましたが、今回のように被災地区や停電地以外でこんなに大規模に祭りの中止が相次ぐことはなかったように記憶しています。今回のテーマの「中止」...

第5回は、「祭りの宿予約」です。GWや夏休みなど、祭りの日となれば、宿と交通機関の予約が困難を極めるもの。これを話すと、私自身も宿がとりにくくなるので今までごく一部でしか話してこなかったのですが、当サイト読者のためだけに、そっと公開。祭りの場所や時期など条件に応じて、いろんな方法があります。1.祭り観戦ツアーを利用大手旅行会社は、ねぶたなどメジャーな祭りの時期に大量の宿をおさえており、そうした「資...

第6回は、「初めての浴衣の買い方」です。祭りにおける浴衣の場合、大きく分けて3つのタイプがあります。 1.祭りや花火大会の見物用に着る浴衣 2.踊りの稽古で着る浴衣 3.祭り衣装としての浴衣1.は、もともと夏の湯上がりや普段着にしていた着物。呉服店・デパートのみならず、スーパー・洋服のブティック・ホームセンターなどでも既製品の浴衣が大量に出回っています。夏祭り見物や花火大会に最適です。男性の浴衣、...

第7回は、「花火大会の楽しみ方」です。花火の楽しみ方のコツを考える場合、大きく分けて3つの要素があります。 1.情報戦 2.混雑対策 3.浴衣1.情報戦花火の情報をさらに細分化すると、 ・花火大会の開催情報(いつ、どこで、どんな花火大会があるか) ・花火がより楽に見られる場所(または観覧席や屋形船など) ・穴場情報 ・花火の種類や花火師・打ち上げポイントなど、花火そのものの情報 ・花火終了後の交通...

第8回は、「東京の夏祭り 京都の夏祭り」です。Yahoo!知恵袋の祭り・イベント関係で多い質問といえば花火大会ですが、祭りについては、こんな質問を多く見かけます。 「東京で、浴衣を着て縁日に行きたい。いつ・どこでやってるのか?」 「京都で、7月下旬〜8月にやっている夏祭りはあるか?」 「祇園祭はいつ・どこで、どんなことをやってるのか?」東京の夏祭り人が多く、夏祭りが常にどこかで行われている気もしま...

第9回は、「夏祭りと秋祭りとの違い」です。9月上旬に行われる祭りの場合、これって夏祭り?それとも秋祭り?と思うことが多々あります。民俗学者や広告業者・旅行業者は別として、一参加者としては祭りがあれば何でもいいという話もありますが、もっとも大きな問題は、 浴衣を着ていいのか、それとも着物(単衣)か?だと思います。祭りを行う人の衣装は別として、秋祭りの見物客が浴衣なのは、見ていて違和感があるからです。...

第10回は、「だんじりは岸和田のみにあらず」です。最初にお断りしておきます。本稿は岸和田やそのだんじりを批判する目的ではありません。筆者は町工場の街として知られている大阪府の東大阪市出身なのですが、子供の頃からだんじり囃子を聞いて育ったというと、「岸和田ですか?」と聞かれることが多くなりました。「いえ、東大阪でもだんじりは盛んですよ」と答えるのですが。大阪のだんじりといえば、岸和田が全国的に有名で...