博多祇園山笠

博多祇園山笠

7月1〜15日
福岡市博多区、櫛田神社

※祭りの日程は念のため公式発表のものと照らし合わせてください。


今から750年以上前、疫病封じのために祈祷水をふりまいたのがこの祭りの起源とされている。
京都の祇園祭が静とすれば、こちらは「動」。豪快とか勇壮といった形容詞がふさわしい祭りだ。

7月1日、街には高さ10mを超す「飾り山笠」がたてられ、祭りムードが盛り上がる。
かつてはこの飾り山笠を実際にかついで走っていたが、近年、追い山用に小ぶりでより豪快に動けるようにした「舁(か)き山」が別に作られ、こちらを担いで走るようになった。

9日、山笠に参加する全員が集合し、祭りの無事を祈り、お清めをなし箱崎浜の砂をくみ取る「お汐井取り」が行われる。

10日、「流れ舁き」で、いよいよ舁き山を担いで流れの区域内を走り始める。
2009年現在、「流(ながれ)」は7つあり、1つの流れで1つの山笠を運営している。他の祭りでいう町とか団といった運営単位だと思えば分かりやすい。

11日は早朝に「朝山」が行われ、功績のあった古老たちや将来の舁き手となる子どもたちが台上がりを行う。「台上がり」は、山の台の上に座り、山の動きをコントロールする役割で、山笠にかかわる男なら誰もが憧れる存在だ。
同日夕方、他の流れ地区まで出向いて舁く「他流舁き」が行われる。他の流れへのご挨拶という意味があるとされる。

12日は15日の追い山本番と同じコースを走る「追い山ならし」。

13日は集団山見せ。ここ数十年で始まった行事で、地元の名士たちが山笠の「台上がり」をし、期間中、唯一、福岡の区域へと舁き山が乗り入れる。

14日は10日同様の「流れ舁き」。

15日早朝が博多祇園山笠のクライマックスである「追い山」。
4時59分、1番山が太鼓の合図とともに櫛田入りをする。 その後一定間隔をおいて順番に山が神社を出発、約5kmのコースを「廻り止め」へと向けて山笠が走り、各流れはそのタイムを競う。

追い山が終われば、町に帰った山笠を崩し始める。15日の昼頃になれば、街は祭りなど何事もなかったかのような日常に戻る。

動画では最初の10秒が「飾り山笠」、つぎに「お汐井取り」、「追い山ならし」、そして追い山の順に、祭りの様子をダイジェストで伝えている。歌は、神社境内で、一番山に選ばれた流れが歌う「祝いめでた」である。

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