LIB7 お祭りの意外と知らないコト
第20回 祭りの参加方法 夏祭り編
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どんな業界にも「中の人は当然知ってるが、普通の人は知らない」ことがあります。
お祭りの世界にも、そんなトリビアがきっといっぱいあるはず。
このコーナーでは「お祭りの意外と知らないコト」を紹介していきたいと思います。
現在、お祭り情報メルマガ『わっしょい!全国版』にて連載中。
第20回は、祭りの参加方法 その4 夏祭り編です。
その1では、裸祭りなど冬の祭りについて
その2では、時代行列と神輿担ぎについて
その3では、よさこい系の祭りについて
それぞれ紹介させていただきました。
今回は、よさこい系以外の夏祭りについてご紹介したいと思います。
よさこい系以外で観光客でも参加できる夏祭りといえば、主に、
・東北夏祭り
・阿波踊り
・盆踊り
があげられます。
東北夏祭りで観光客でも参加出来るものを紹介します。
・青森ねぶた
ハネトとよばれる踊り手として参加。
規定の衣装を身に付け、ねぶたの前後に入り、「らっせらー、らっせらー」のかけ声とともに踊る。
踊り方は周りを見ながら、一心不乱に大きくはね回るのがコツ。
衣装は地元のデパート・呉服店で販売もしくはレンタル可能。
※規定の衣装を着ていないと参加不可
・花笠まつり
飛び入りコーナーで踊る。
パレード最後尾の『飛び入りコーナー』のプラカードの後ろに入って踊ります。衣装は自由です。
・盛岡さんさ踊り
パレード終了後の「輪踊り」に、飛び入り参加できます。
こちらも服装は自由。
・仙台七夕まつり
観光客も当日、短冊に願い事を書いて飾るコーナーがあるそうです。
つぎに、阿波踊り。
徳島の阿波踊りでは「連」と呼ばれるチーム単位で踊りに参加するのが基本ですが、個人や少人数グループでも「にわか連」で参加できます。
事前申込は不要、参加費も不要、衣装も自由。
当日、集合時刻に所定の場所に集まればOKです。受付をすませ、簡単な踊りのレッスンを受けた後、街に繰り出しいざ本番。
集合時刻 ・18:30〜 ・20:30〜
集合場所(2カ所あります。どちらへ行ってもOK)
・徳島市役所前市民広場
・元町おどり広場
なお、2012年現在、高円寺の阿波踊りには「にわか連」のような仕組みはありませんので、一般個人の飛び入り参加はできません。
南越谷と神奈川大和の阿波おどりには「にわか連」があるそうです。
詳しくはそれぞれの公式サイトをご覧ください。
南越谷
神奈川大和
最後に、盆踊り。
誰でも参加できて踊れる祭りの定番といってもいいのが、盆踊り。
日本中ほぼどこでも、夏になると広場や公園や小学校校庭などで行われる盆踊り。
ただ、知らない街の盆踊りに行っても楽しく踊れないどころか、浮いたり、地元の参加者に迷惑がかかることもあります。
気を付けるべきことは、
・まわりの様子をよく見ながら踊る。
まだ誰も踊ってないのに勝手に踊りはじめないように。
特に初めての場所なら、踊るタイミングや踊り方を注意深く見てから!
・下町や田舎の盆踊りでは基本、見ているだけにしよう
地元以外の人が多数訪れ、(本人たちはその気がなくても)地元の微妙な雰囲気が壊された結果、開催が困難になった盆踊りもありました。
以前は町内会レベルの小さな盆踊り情報を収集発信したサイトがいくつかありましたが、こうした問題のためサイトが閉鎖されました。
ただ、現在住んでなくても、出身地、親戚や友人がいるなど、現地の勝手や絶妙な空気感を把握している盆踊りなら踊ってもいいでしょう。
・最初は地元の盆踊りか、観光客も参加可能な大規模な盆踊りで参加する
都市部や観光地では、外部の人間の飛び入りを歓迎する大規模な盆踊り大会もあります。たとえば、
日比谷公園丸の内音踊大盆踊り大会
築地本願寺納涼盆踊り
みなとみらい大盆踊り(横浜市)
郡上踊り(岐阜県郡上市)
八尾河内音頭まつり(大阪府八尾市)
こうべ海の盆踊り(神戸市)
などがあります。
東京圏内だと、「盆踊り 東京」で検索すればこうした大規模な盆踊りの情報を多数得ることができるでしょう。