LIB7 お祭りの意外と知らないコト
第15回 祭りを撮る撮影機材の選び方 その1
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どんな業界にも「中の人は当然知ってるが、普通の人は知らない」ことがあります。
お祭りの世界にも、そんなトリビアがきっといっぱいあるはず。
このコーナーでは「お祭りの意外と知らないコト」を紹介していきたいと思います。
現在、お祭り情報メルマガ『わっしょい!全国版』にて連載中。
第15回は、「祭りを撮る撮影機材の選び方 その1」です。
大きな祭り・有名な祭り・絵になる祭りになると、報道以外にも多数のアマチュアカメラマンがかけつけるようになりました。このメルマガ読者のみなさんでも、祭りを撮影してみたい、と思われる方も多いかと思います。
今日は、初めて祭り撮影に挑戦される方のための、カメラ等撮影機材の選び方についてです。
旅行や散歩ついでに祭りを発見したというのならともかく、わざわざ祭りを撮影・記録しに行くのなら、ほとんどの方は一眼レフをおもちになることでしょう。
※今回はフィルム式ではなく、デジタル一眼レフとして解説します。
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今まで、お祭りアーカイブにて公開中の写真を撮影するため、全国各地をまわりました。
撮影していて、悔しい思いをたくさんしてきました。
それが逆に言えば、機材を選ぶときのポイントにつながると思います。
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1.一眼レフカメラボディ(本体)
新たに買うならできれば、中級機以上(入門機種より少し高いクラス)がおすすめ。
予算に限りがあるとか、割り切った使い方ならエントリー機種でもOKですが、将来腕前が上がれば、必ず買い替えしたくなるものです。
メーカー間で交換レンズに互換性がないので、カメラメーカーを決めるときは慎重に。
既にボディをお持ちなら、無理して買い替える必要はないと思います。
マニュアル露出・露出補正機能・バルブ(シャッターを押してる間じゅう露光する)は最低限必須。特にバルブがないと花火撮影は難しいでしょう。
バッテリーが長持ちするものを。価格コムのレビューなどを参考に。
プロ用デジカメは高価で重く、持ち運びが面倒になるので、見栄だけで買うと痛い目にあいます。雑誌掲載用の写真など、本当にプロとしての用途におすすめです。
2.レンズ
カメラのレンズキット付属の「標準ズームレンズ」でとりあえずOK。
経験上、祭りでは望遠より広角の使用頻度が高いように思います。
夜祭り・室内・花火を撮るなら標準〜広角で明るい単焦点が重宝します。
3.予備のバッテリー
私もこれで何度も泣きを見ました。
出かける前には、予備バッテリーの充電も忘れずに。
4.花火を撮る人は、外部シャッター
直接本体でシャッターを押すとブレます。
レリーズケーブルかリモコンシャッターを。
5.ストロボ
単体ストロボがあると光が遠くまで飛ぶので室内撮影で重宝。
※祭りによってはフラッシュ厳禁なので現場の指示に注意
6.三脚
花火や動画撮影には必須。
持ち運びのことも考え、重すぎず、軽すぎずで。
※三脚禁止の場所には注意。現場の指示に従うこと
7.予備のメモリカード
容量によっては半分量のメモリを2枚買う方が安いことも。
その時々の相場によって容量決めてください。
すでにデジタル一眼レフがあるならば、手持ちの機材でとりあえず近所の祭の撮影にでかけてみましょう。
何が足りないか、何があると便利かが分かり、無駄な買い物が防げます。
※ご注意
記録係・研究・観光資料といった業務用途の撮影、学校や地域での写真クラブ所属の方、写真学校の学生さんであれば、先生や先輩などに聞くのがいちばんです。
ここにあげた一般論があてはまらないことがあるからです。