【神輿みたまま】大泉北野神社 平成11年10月 3日

★ 情報提供者:はっちゃん

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 こんばんは 10月3日の神輿です。10月に入ってやっと涼しくなったこの
日、西武池袋線大泉学園駅から歩いてすぐの北野神社の祭礼にいってきまし
た。ここは祭道のメンバーが何人も役員をしているので祭道では大事な神輿
なんです。
 今年から時間が早くなって9時発輿、集合8時半。はっちゃんの最寄り駅清
瀬から西武池袋線でたった4駅だし、天気も良いので、半纏に白足袋姿のまま
で電車で行っちゃいました。

【三の鳥居の外】
いつもの通り神事の間は氏子以外は三の鳥居の外で待機。その間に来合わせ
た連中と挨拶したり、神社についての解説の札を読んだり、中里囃子連のお囃
子を聞きながら、縁日を覗いたり...とやる事はいろいろあるんです。
 立て札によれば、「創立年代は未詳であるが古来”番神様”とよばれ村民の
崇敬が厚く、天保の頃には、法華教の三十番信仰のなかで村民の信仰を集めて
いた記録が残っている。これが明治維新の神仏分離の祭、祭神を菅原道真公と
し、社名を北野神社とあらためた。」とあります。明治になって学問の神様に
乗り換えたんですね。昔から広い地域の信仰を集めていたお宮さんですから、
氏子地域も非常に広く、西武線の南側、北側を一年毎に渡御して行きます。今
年は北側の年番で、東映の撮影所の当たりを渡御するんです。
【休憩所と景気の影響】
 神社を出てから最初の休憩所が今年から変わって公園になってました。一昨
年迄は篤志家の庭先だったのですが。また2番目の休憩所も「SEIYU OZZ」か
ら「LIVIN OZZ」に名前が変わっています。こんなところにも不景気の影響が
出てるんですね。それ以外の休憩所は、公園、銀行、地元企業など例年通りだ
ったようですが。


【天才バカボンのおまわりさん】
 その後、昼食休憩の公園迄えんえんと一本道を行きます。ギャラリーもいな
いし、渡御と言うより、ひたすら担いで運んでいるようなもんです。警備のお
まわりさんも、「見ている人がいないんですから、さっさといっちゃいましょ
う」って言うくらいですから。
 目がくりくりっとしていて「天才バカボン」にでてくるおまわりさんそっく
りと言ったら叱られるかな。でも、このおまわりさん、毎年祭りの時にははり
きって指揮してくれる名物おまわりさんなんです。一本道を渡御して行きます
からどうしても列の最初と最後が離れてしまいます。列の後ろで早く行くよう
に指揮してから、通りかかったバスに便乗して一番前へ先廻り。ちょっとペー
スを落として間をつめるように指示します。
 この日は3人くらいおまわりさんが来ているんですから、トランシーバでや
り取りすれば、自分が行ったり来たりしなくて済みそうなもんですが、でもこ
の日の警備の責任者は「本官」なので、自分で確認しなければ、気が済まない
んだそうです。おまわりさんが、こんな誠実で愉快な人たちばかりなら、どっ
かの県警みたいな事件も起きないんでしょうけど。


 例年は浅草の江戸神輿大会に梯子をするために、昼食後消える連中もいるの
ですが、今年ははっちゃんの廻りにはいませんでした。
 途中雨がパラパラっときて昼過ぎからやや寒くなり、一足飛びに秋祭り本番
の陽気になった北野神社の祭礼でした。


      はっちゃん QZM02610@nifty.ne.jp でした。





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