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こんばんは はっちゃんです。毎度おなじみお祭り報告でございます。 5月最終の日曜日(30日)はっちゃんたち祭道の仲間は、荒川区の石浜神社 の大祭に行って参りました。 この神輿は隔年の6月1日に近い日曜に出るんだそうです。例年祭道は5月 最終週は休みだったのですが、今年は御縁があって担がせて頂く事になったん です。 9時から宮出しと言う事で、神酒所への挨拶もそこそこに、神社へ向かいま す。神社は隅田川が大きく蛇行した堤防のすぐ脇にありました。鉄筋コンクリ ート造りの立派な社務所や神輿蔵もありまして、なかなか財政が豊かな神社の ようです。 この神社の宮出しは境内と鳥居外で担ぎ手が交代するようになっているよう ですが、大した混乱もなく、すんなりと宮出しが行われ、最初の町会へと本社 が引渡されて行きました。 |
神輿は台輪で3尺。昭和26年の浅子周慶作だそうですが、延べ屋根平屋台の 神輿でした。午前中は赤い堂にさらしが巻いてありましたが、午後からは、さ らしをはずし四方の桟唐戸を見せて渡御していきます。 屋根以外は赤く塗られ、平屋台ながら勾欄風の囲垣、直線的な神明鳥居。同 じく反りがなく直線的な延べ屋根。あまりみない型の神輿でした。御祭神が天 照大神、豊受大神と言うのと関係があるんでしょうか? 神輿の本(江戸神輿春秋・林順信著)によりますと、赤い色はベンガラだそ うで、昔の船渡御時代からのなごりで錆び止めの意味だそうです。 そういえば、神輿渡御の時に馬に乗った神主さんをよく見ますが、この神社 では、神主さんと氏子総代さんが仲良くオープンカーに乗って神輿の先導でし た。オープンカーの後部シートでミス◯◯が手を振るのは神輿のパレードでは よく見る光景ですが、おじいさん二人(失礼)が手を振るのは非常に珍しい光 景で、ちょっと笑えました。 午前中は、本社について橋場2丁目、橋場1丁目、石浜1丁目と担ぎ歩いた はっちゃんでしたが、午後からは、親公会(南千住3丁目)さんに戻り、午前 中から担いでいた祭道の仲間と合流。町会の神輿を担ぎます。親公会さんの神 輿は大きさ2尺程度、唐破風屋根、階段を持つ勾欄づくり。こちらは非常にオ ーソドックスなつくりでした。 午後の町会神輿の渡御も無事終え、3時半に本社神輿を受け取りに行きま す。本社神輿が、明治通りを渡って、荒川区側へもどってきます。明治通りで 受け取ってから、平和会さんに引き継ぐ迄が「道中」ということで、広い東京 ガスの敷地の真ん中をひたすら神輿を運びます。そういえば、神輿蔵にも東京 ガスの銘が入っていましたし、神社の玉垣の親柱が東京ガスと国際自動車にな っていましたから、この神社の財政が豊かそうに見えるのも、このあたりも主 因なのかも知れませんね。 |
道中を無事終え、間に一町会はさんで4時40分から親公会の渡御がはじまり ます。地元の大きな会が仕切っていたので、ずっと後ろを担いでいた「祭道」 でしたが、途中で呼ばれてみんなで前へ入れてもらう事も出来ました。それど ころか、親公会さんの渡御が終わって、宮入の時には中棒一本もらうという厚 遇も受けました。(もちろん宮入道中が始まって5分くらいでみんな抜けて、 地元の担ぎ手に譲りましたが) 5月のおわり。梅雨入り前のさわやかな日の神輿渡御でした。 はっちゃん @NIIZA saitama QZM02610 でした。 |