【神輿みたまま】日光天下祭

★ 情報提供者:はっちゃん

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 緑の日の4月29日(水)はっちゃんは日光へ行って来ました。日光で「天下
祭(てんかさい)」が行なわれ神輿が10基も出たんです。

【天下祭バスツアー】
 「日光天下祭」は今年から始まった祭で、日光天下祭推進協議会が主催で、
日光観光協会が後援した祭です。2月に大島へ行ったときにも船内で神輿協会
から「4月29日に日光で神輿を出す」という案内がありました。
 そして、「祭道」にも◯武バスから、天下祭バスツアーの案内が来ました。
でも、今年の暦では、以外とこの日は休みがとりにくい日なんですネ。結局
「祭道」でははっちゃんだけが参加。ZさんRさん達と一緒に「関東仲良し
會」主催のバスツアーで行く事にしました。
 五反田駅前朝7時発。う〜ん。この時間でははっちゃんちは朝5時半位に出
ないと行けません。がんばって早起きして行って見ると、やはり◯武バスの観
光バスが、停車していました。
 全員揃って定刻7時に出発。途中新橋でも10人位乗せて大型バスは完全に満
席。本日のツアー参加費4500円なり。
 発車早々から、ビールが配られ、一升瓶が乱舞します。神輿ツアーお決まり
の「朝から宴会」です。当然帰着まで続きますヨ。

【事前情報では......】 
 車内で見せてもらった渡御マップでは、二荒山神社から東照宮まで担ぐこと
になっています。あれれっ!?!?どうも話が違います。
 事前情報では、昼に日光駅前で担いで、午後から東照宮の参道で担ぐという
話だったのですが......。募集チラシには平成11年の日光の世界文化遺産登録
を目指して、「天下祭」で多いに日光を宣伝する旨も書いてありましたし..。
うわさでは来年、一億五千万円の神輿が出来上がりそれを奉納して本格的に祭
をやるための準備とも聞いていたのですが...。
 結局、車内であった案内では、「日光駅前、東照宮表参道では、警察の許可
が降りなくて、担ぐことが出来ない。今年は、二荒山神社から、東照宮五重の
塔迄担ぎ神事の後、旧社務所迄行く。」との事でした。 

【日光ブラブラ・ケッコウでした】
 日光市内へ入り、神橋の交差点についたのが11時。日光駅前で、12時から担
ぐには丁度ピッタリの到着時刻だったんですが....。
 なんせ、3時間強も時間が開いてしまいました。新緑の日光を歩きながら、
まずは食事。せっかく日光へ来たのですから、「ゆば」を食べたいと言うこと
で、「山菜ゆばそば」とビール(^_^)/
 二荒山神社に勢揃いした神輿を眺めてもまだまだ時間が余ります。
 ブラブラ歩いて東照宮へ。今日は半纏を着ていると境内はフリーパス。陽明
門の魔除けの逆柱探し。神厩では三猿の謂れを一つ一つ確かめながら白い神馬
がこっちを向くまでじっくり待ちます。眠り猫の眼が一瞬でもまばたきしない
かとニラメッコ(結構バカデスネ〜)したあと、奥の院の家康廟まで階段 207
段登り詰め。始めて青銅作りの家康廟を見ました。
 とにかく、観光バスではあわただしく通り過ぎる東照宮境内も、今日ばっか
りは、ユルユルと見て廻ることが出来ました。

【集合時間になって】
 2時過ぎに、二荒山神社境内の神輿のところに戻ります。本日の神輿は 
 魁  日本神輿協会 栃木支部
 二番 輿輝連合 幻龍会
 三番 埼輿連 八坂睦
 四番 藤沢 甚隆睦    
 五番 横浜 京浜連合   
 六番 彩心連合
 七番 北領睦
 八番 神輿会 雅連
 九番 ふくろまつり
 殿  藤沢 信友睦
の十基でした。(各々の神輿の堤灯又は駒札の表示によります。) 

 ようやく2時半廻って、実行委員会から挨拶があり、各神輿の警備責任者が
紹介され、渡御の注意が入念に繰り返されました。「神輿渡御は三、三、四の
梯団に分かれて進む。神輿には御霊を入れて担ぐので、大人、子供を問わず絶
対に乗せてはならない。etc.etc.ともかく、絶対、ぜったい、ゼッッタ〜イ禁
止、なんでも『揉め事』禁止、禁止」どうもこれが今回の、予定急変のすべて
のようですね。

 東照宮五重の塔前に貼ってあった天下祭ポスターは
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   四月二十九日(祝)
   日光天下祭 てんかさい
     江戸の祭が日光にやってくる
     ◆神輿10基・木遣り・纏ぶり・梯子乗り
       十二時 日光駅構内
       十四時 日光郷土センター敷地内
       十五時 東照宮 二荒山神社境内(神輿渡御)
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 と、書いてあります。
 入念に準備され、名前入の半纏や手拭まで売っている祭にしては、ザラ紙に
単色刷りのポスターはいかにも急ごしらえ。ギリギリ迄関係方面と折衝を続け
た結果の、予定の急変を物語っていました。

 この辺りの警察では「祭の警備」に慣れていないので「江戸から祭がやって
くる!」即ち「喧嘩が集団でおしかけてくる!」になっちゃうのかな〜。

【江戸から祭がやってきた!】
 3時過ぎから二荒山神社境内で神事が始まり神輿に御霊が入ります。
 続いて、江戸消防記念会の梯子乗り。三人ほど乗りましたが、皆見事な腕前
でした。
 そして、3時20分頃第一梯団が出発。魁が五重の塔に着いたとの連絡が来た
3時45分頃漸く第二梯団の発輿の許可が下りました。
 はっちゃん達の担ぐ四番 藤沢 甚隆睦が先頭で進みます。大きさ約3尺8
寸の神輿にしてはやや担ぎ手が少なめかな?
 神輿はまず二荒山神社の正殿に向かって進み、その後向きを変えて、参道を
進みます。鳥居を潜り、楼門を潜り、杉林の道を進むと、五重の塔。あっとい
う間に東照宮の表門前の広場に到着しました。広場を一周し正門の前で三基の
神輿が横一線に勢揃。気勢をあげて拍子木が入ります。
 厳粛に神事を行ない、後は静かに神輿の解体場所の旧社務所後まで引きあげ
ます。片道所要時間5時間強。待った時間が4時間。担いだ時間が20分。恐ろ
しく効率の悪い神輿でありました。

 

【さりながら........】
 で、 帰りは5時半出発、新橋着8時半。自宅着10時過ぎ。
 
 今日は早朝から神輿day 担いだ時間は20分少々だったかも知れませんが、
往復のバス宴会。現地での東照宮見学。すべて含めて楽しい日光ツアーでし
た。願わくば来年の「天下祭」で新調の神輿を東照宮の表参道を担ぎあげたい
ものと思うのははっちゃんだけではないでしょう。
 
    はっちゃん @NIIZA saitama QZM02610 でした。



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