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みなさま こんばんは。はっちゃんは1月15日(祭)またまた神輿に行ってき ました。成人の日らしく、また季節感あふれる!神輿でした。いつものように 報告させていただきます。 この日の神輿は「第16回 寒中神輿練成大会」と言う大層な催しで、藤沢 鎌倉神輿連合会が主催、藤沢市や観光協会等が後援の神輿です。 朝の小田急ロマンスカーで江の島についたはっちゃんは、江の島神社の「辺 津宮」「中津宮」「奥津宮」の三社を参拝し弁天様を拝んで、時刻を待ちまし た。午後1時から江の島の対岸片瀬浜の東浜で神輿が出るんです。 |
指定の東浜へ行ってみると、砂浜に2箇所穴が掘ってあり焚き日の準備がし てありました。お察しのとおり今日は海水浴を兼ねた神輿です(^_^);; 12時半位から締め込み一本の姿になって焚き火にあたります。幸いこの日は 日差しが暖かく、風も大した事が無かったので、「楽しい」神輿日和となりそ うです。みんな「さむい、さむい」をいいながらも楽しそうです。裸で焚き火 にあたると結構あったかいんです。体が乾いていて、風が無い場合に....限っ てですが。 午後1時になって式典が始まります。新成人と役員は、綱の中で式典に参加 です。この日は、江の島鎌倉神輿連合の中から25人の新成人がこの会に列席し ました。振袖姿の女性も7〜8人座っています。男の子は紋付き袴、背広姿、 黒半纏に股引き等様々です。君が代斉唱、江の島神社の宮司さんの神事から式 が始まります。 この頃には我々旧成人は、焚き火からはなれて、海岸に並べられた神輿の所 に移動します。この間も市議や県議の挨拶が続きます。はっきりいってだれも 聞いてません。こんな時に長い挨拶をする奴はぶん殴りたくなります。だって そちらは背広を来ているけど、こちとらは締め込み一本で北風の中に立ってん だから。 この日に集まった神輿は4座でした。いづれも小唐破風の屋根で白木の神輿 です。塗りの神輿で海中渡御なんかしたら後始末が大変ですからね。 神輿は江の島(海)を背にして整列しています。 海岸に向かって左から、藤沢鳳龍会の神輿。大きさ約2.5尺四方に階段のあ る二重勾欄の神輿です。欅の肌が削り立ての様に真っ白な4点棒の神輿です。 次は藤沢伊勢睦大きさ、形式は同じ様な二重勾欄2.5尺の神輿ですが、欅の 目がきれいな飴色でした。2点棒の神輿です。 3座目が片瀬の諏訪睦。これも2点棒です。二段台輪なので下台は大きさ2 尺5寸位ありますが、上台輪が2尺強しかないことと、囲垣が一重の平屋台で ある事と相まってやや小さめに見えました。 最後の神輿は腰越小動(こゆるぎ)神社・小動会の神輿で、平屋台2.8尺の 今日一番大きい神輿です。 やっと式典が終了し新成人の神輿を担ぐ準備が整ってから待望の神輿が上が ります。はっちゃんは一番最初に上がった小動神社の神輿に取りつきました。 どの神輿も端棒は「祝 新成人」の紅白のたすきをかけた若者が仕切りま す。締め込み姿の男はもちろん、鯉口・半股引(はんだこ)の女性もいます。 神輿は浜辺を少し揉んだ後方向を変えて真直ぐ海に向かっていきます。最初 足が、続いて、膝がそして股が海に入っていきます。当り前なんですが、体の 下から順番に濡れていくのがひたひたと感じます。波が来ると、一気に海につ かります。寒さよりはピリピリといった方が近い刺激が海中の体を襲います。 波が去ると体が北風にさらされます。はっちゃんの体格で乳位の深さまでいっ たところで海岸に平行に進みました。 2点棒神輿はけんか担ぎで、頭を棒の中にいれます。担ぎ手どうしの距離が 縮まるよう担ぎます。人の体は本当にあったかいものですね。湘南のどっこい 担ぎです。ややゆっくり目の「どっこい」のテンポは丁度海の中で体が半分浮 きながら担ぐには非常にぴったりとしたテンポなんですね。さすが湘南流の担 ぎです。 ちょっと体の耐寒力に余裕が出来たところで、他の神輿を見渡しました。小 動神社の神輿にはだれも乗っていませんでしたが、他の神輿には人が乗ってい ました。いずれも新成人か子供です。4点棒の鳳龍会の神輿には締め込み姿の 子供が二人と大人が二人乗っていました。 あとの2点棒の神輿には男と女が一人づつ乗って調子をとっています。男の ほうは、半纏に紺の股引きで日の丸の扇子をあざやかに使って調子を取りま す。そして女のほうはなんと成人式の振袖のままで神輿に乗っているんです。 担ぎ棒の1尺下は海の水です。波しぶきがかかります。それでも彼女は袖を上 手に振りながら、神輿の上で舞っていました。 毎年この練成会には振袖の人が乗るのだそうです。すごいですね。でも余計 な事のようですが、海水に濡れた振袖は、後でどうするんでしょうね。パアに なっちゃうんでしょうか? 海中で神輿どうしが向き合ったり、輪になったりしたあと神輿が浜に上がり ます。本当に寒いのはこの時です。北風が体の熱を奪います。海の中は皮膚の 痛みはあるものの、体感温度はそれ程でもありませんが、浜に上がって暫くの 担ぎは本当に震えが来てどうにも止まりませんでした。 拍子木がなって、担ぎ終えると焚き火に一目散。鳥肌がちょっと緩んでか ら、気付けの冷や酒と豚汁を戴き、体を拭きました。お風呂は、弁天橋を渡っ た江の島の旅館で用意してくれていました。 式が始まったのが1時で終って一息ついたのが、3時ちょっと前ですから、 担いだ時間は30分弱、海に中にいた時間なんて、せいぜい10〜15分くらいなん でしょうが、結構充実感のある神輿でしたよ(^_^)ゞ これで「寒中神輿練成大会」の報告はお終いです。ところでお読みの方で、 来年参加する人いませんか?2メートル少々の布切れさえあればだれでも参加 出来ますよ〜(^_^)/ では来年の成人の日に江の島海岸で |