【神輿みたまま】大泉北野神社

★ 情報提供者:はっちゃん

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 こんばんは はっちゃんです。10月5日(日)も神輿してきました。
 毎年10月第一週は祭道の会員は浅草の「大東京祭神輿パレード」と練馬区大
泉の「北野神社」と分かれて担ぎにいきます。
 はっちゃん達多摩支部のメンバーはほとんど「北野神社」の方へ行きます。
T支部長以下何人ものメンバーが北野神社の氏子だからです。氏子の会員は、
町会の半纏で担ぎますし、はっちゃんのように氏子以外の会員は「祭道」の半
纏で担ぐ応援部隊です。
 練馬区の北野神社は、昔は「番神様」と呼ばれ、村民に崇拝されていたそう
ですが、明治維新の神仏分離の際、祭神を菅原道真公とし、社名を北野神社と
あらためたのだそうです。法華教から、菅原道真公を祭る神社になったのはき
っと、明治政府の強力な政策があったんでしょうね。
 歴史はともかく、現在の北野神社は、西武池袋線・大泉学園駅から徒歩5分
の所にあります。境内はそんなに広くは在りませんが、囲垣が二重に周り、二
の鳥居まである立派な神社です。
 9時半から、神事がはじまります。神様が神輿に御移りになる遷座祭です
ね。その後、トラクターに引かれた大太鼓が出発、引き続き神輿が上がりま
す。大きさ2尺素木の胴に、唐破風造に黒漆塗の屋根にはもちろん管公の梅鉢
の紋が入って居ます。太鼓、神輿とも浅草宮本の銘版が、ついています。
 神事の間は、同行会は二の鳥居の外で待機。宮出しは氏子だけで行なう事に
なっているため、木製の一の鳥居の脇を抜け、境内を抜けてから、同行会が入
ります。このあたりはなかなか厳格です。
 この神社の町会は非常に広いので、毎年半分づつ渡御します。今年は西武線
北側の番なので、◯映の撮影所、西◯百貨店の方面を通り、高速道路の下を抜
けて延々と一直線の道を往復するコースです。
 この日一日の神輿の渡御は約6.4Kmなのですが、ほかに1.4km神輿が戻る区間
がありますので、結局担ぐ距離は7.8Kmにのぼります。(図上での計測です)
特に西◯百貨店の前から昼食休憩の土支田公園までの2kmを休憩なしで一気に
担ぎ通すのがこの祭の一番辛いところです。2kmといったら、小さな町会の神
輿なら一日かけて担ぐ位の距離です。しかも、車は頻繁に通りますが、沿道で
見ていてくれる人は、めったにいませんし。
 昼食休憩の後、帰りは途中で、一回休憩をいれて、また商店街の所まで戻っ
て来ます。
 大泉学園駅前広場まで神輿を乗り入れ一気に盛り上がり、宮入になだれ込み
ます。昼食前後はガラガラだった神輿も、人がぎっしり張り付いて、大変な熱
気です。覚悟を決めないと棒に取りつけません。
 あれ!?「祭道」の黒半纏N代行が担いでる!代行はここんとこ、ちょっと
腰を痛めてドクターストップがかかっているはずなんですけど。「好きな女に
会っちまった時みたいなもんで、ちっとは手を出さなきゃ、我慢できねぇよ」
だそうです。わかるわかるその気持ち。でも御大事に。
 宮入も拍子木が入り担ぎ納め。三本締めて先ほどの熱気が嘘のように静まり
帰って、還座祭が執り行われます。白紙を口にくわえた神官が白布で一度神輿
を覆い、そのまま神殿まで進みます。御神体を見せないようにしている訳です
ね。
 滞りなく神事も終り、挨拶も終えた我々、助人組はT支部長の奥さん手作り
の、御寿司とビールを頂戴して、帰路につきました。

 
photo-mikosi



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