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祭りに行くときにもっともいやなもののひとつに、
「電車が混む」
「車が混む」
「人でいっぱい」
という問題があります。
そのための基本方針は、
「みんなと同じ行動をとろうとすると損をする」
「いかにみんなと違う行動をとるか考える」
ことにあります。
それでは、一般的にあてはまる具体的対策を考えてみましょう。
1.車はなるべく使わない。
駐車場はどこも満車、大渋滞、おまけに車両乗り入れ規制で車が入れない、着いたら祭りが終わってた、と、ろくなことがありません。
特に観光資源となるような大きな祭りや、都会の祭りの場合は、電車・バスなど公共交通機関を利用しましょう。そのほうが便利で快適です。
2.隣の駅・近所の駅に注目する
天神祭りの天満橋駅や南森町駅、PL花火大会の富田林駅、岸和田だんじり祭りの岸和田駅、三社祭りの浅草駅などの祭りの最寄り駅は、特に帰りには大変混雑し、電車に乗るまでに3時間かかった、ということもめずらしくありません。
地図や路線図をあらかじめ調べておき、その付近の駅まで一駅分歩くとすんなり乗れることも多いです。研究してみましょう。
注意。一駅歩くことにより、改札はすんなり通れるが、電車がいつまでも満員で乗れない、ということもあります。気をつけましょう。
3.時間をずらして乗る
上記2.と併用するとさらに効果的です。
一般的にはピーク時(祭り終了時)より30分早く乗るか、1時間以上遅く乗ると効果的ですが、20万人以上が一度に駅におしよせる祭りの場合、2時間たってもまだ混雑がつづいていたりします。
4.切符は現地では買わない---出発地で買っておこう
祭りの日には主なターミナルから往復切符が売り出されていることがあります。また、JRで遠距離を移動する場合は往復切符や周遊券をうまく使えば、運賃と時間の両面で得をします。
最近登場したものに、改札機をそのまま通れるプリペイドカードがあります。JR東日本のイオカード、JR西日本のJスルーカード、営団・都営地下鉄のSFメトロカード、阪急・阪神・南海・京阪・地下鉄などで相互に使える「スルットKANSAI」カードなどがあります。残額がすこし残るくらいでも、時間の節約を考えれば元をとったと考えるべき。旅の記念にもなります。
ここでも注意!この作戦は券売機の混雑対策には絶大な効果を発揮しますが、天神祭の天満橋駅、同人誌即売会のときの国際展示場正門駅や中埠頭駅などのように、改札制限や駅への入場制限を行う可能性が高いようなときはまったく意味を持ちません。そんなときは迷わず一駅歩くか、時間をずらしましょう。
5.金券ショップや企画乗車券類(とくとくキップ)を研究しておこう
4.の「出発地で切符を買っておこう」にも関連しますが、それに加えて、けっこうお徳です。そのためにも、普段から見知らぬ祭を思い浮かべながら時刻表を眺めたり、金券ショップの店頭をチェックしておくと、いざ祭へ向かうとき役に立ちます。
くわしくは各論編(lib2 実践情報)で述べます。
では、よい旅・よい祭りを。